「握力を鍛えるやつ」「握るやつ」と呼ばれる器具を探しているけれど、正式な名前が分からず困っていませんか。スポーツ用品店やネット通販で検索したいのに、何と呼べば良いのか分からない方は多いでしょう。
実は握力を鍛える器具には様々な種類があり、それぞれに正式な名称があります。最も一般的なのは「ハンドグリッパー」や「握力器」ですが、他にもパワーボール、リストローラーなど、目的に応じた様々な器具が存在するのです。
本記事では握力を鍛える器具の正式名称と種類、それぞれの特徴と効果を詳しく解説していきます。さらに初心者から上級者まで、目的やレベル別の選び方、効果的な使い方まで網羅的にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
握力を鍛える器具の代表的な名前
それではまず、握力を鍛える器具の代表的な名前について解説していきます。
ハンドグリッパー(握力器)
握力を鍛える器具として最も一般的なのが、ハンドグリッパー(Hand Gripper)です。日本語では「握力器」とも呼ばれています。
ハンドグリッパーは、二つのハンドルがバネで繋がった構造。両方のハンドルを握って閉じることで、握力と前腕の筋肉を鍛えられるのです。
最もシンプルで効果的な握力トレーニング器具として、世界中で使われています。スポーツ用品店では「ハンドグリッパー」「グリップトレーナー」「握力トレーニング器具」などの名前で販売されているでしょう。
ハンドグリッパーには様々なタイプがあります。負荷が固定されたタイプと、ダイヤルで負荷を調整できるタイプの2種類が主流です。
固定負荷タイプは10kg、20kg、30kgなど、負荷別に複数購入する必要があります。一方、調整式は一つで10〜40kgなど幅広い負荷に対応できるのです。
価格帯は500円程度の安価なものから、プロ仕様の5000円以上のものまで幅広い。初心者は1000〜2000円程度の調整式がおすすめでしょう。
有名ブランドとしては、Captains of Crush(COC)、IvankoSuper Gripper、GD Iron Gripなどがあります。特にCOCは世界中の握力トレーニング愛好家に支持されているブランドです。
使い方は簡単。グリッパーを片手で持ち、ハンドルを握って閉じるだけ。10〜15回を3セット、週3〜4回行うのが基本的なトレーニング方法です。
パワーボール(リストボール)
パワーボール(Power Ball)は、回転する重りを内蔵したボール型のトレーニング器具です。ジャイロボール、リストボール、スピンボールとも呼ばれています。
直径7〜8cm程度のボールの中に、回転する重りが入っています。手首を回転させることでボール内部の重りが高速回転し、遠心力によって負荷がかかる仕組みです。
握力だけでなく、前腕全体と手首の筋肉を同時に鍛えられるのが特徴。ハンドグリッパーとは異なるアプローチで握力を強化できるでしょう。
使い方は少しコツが必要。ボールを握って手首を回転させ、内部の重りを回転させます。回転速度が上がるほど負荷が増し、最大で20kg以上の負荷がかかることもあるのです。
価格帯は1000〜3000円程度が一般的。LEDライトが光るタイプや、回転数をカウントするデジタル表示付きのものもあります。
メリットは場所を取らず、静かにトレーニングできること。デスクワーク中の休憩時間にも使えます。デメリットは、慣れるまで使い方が難しい点でしょう。
リハビリ用途でも使われており、腱鞘炎や手首の怪我からの回復に効果的。負荷を自分でコントロールできるため、無理なく続けられるのです。
リストローラー
リストローラー(Wrist Roller)は、棒に紐をつけ、先端に重りをぶら下げて巻き上げる器具です。前腕ローラー、フォアアームローラーとも呼ばれています。
30〜40cm程度の棒の中央に紐がついており、紐の先端に重りを取り付けます。棒を両手で持ち、手首を回転させて紐を巻き上げることで前腕を鍛えるのです。
握力と前腕の筋持久力を同時に鍛えられる優れた器具。特に前腕全体を太くしたい人におすすめでしょう。
使い方は、腕を前に伸ばした状態で棒を持ち、手首を交互に回転させて重りを巻き上げます。上まで巻き上げたら、ゆっくり下ろすのです。これを3〜5セット繰り返します。
市販品は2000〜5000円程度で購入可能。ただし自作も簡単で、木の棒と紐、ダンベルプレートがあれば数百円で作れます。
メリットは前腕全体をバランスよく鍛えられること。デメリットは場所を取ることと、ある程度のスペースが必要な点でしょう。
ボルダリングやロッククライミングをする人に特に人気があります。長時間握り続ける力が鍛えられるためです。
注意点は、負荷をかけすぎないこと。最初は軽い重量から始め、徐々に重くしていくのが安全です。
その他の握力トレーニング器具
続いてはその他の握力トレーニング器具を確認していきます。
グリップボール・ストレスボール
グリップボール(Grip Ball)は、柔らかいゴムや樹脂でできた握るためのボールです。ストレスボール、エクササイズボールとも呼ばれています。
直径5〜7cm程度の柔らかいボールで、握って離すを繰り返すことで握力を鍛えます。ハンドグリッパーより負荷は軽めですが、手軽に使えるのが魅力でしょう。
硬さは様々で、柔らかいものから硬いものまであります。初心者や高齢者、リハビリ目的の人には柔らかいタイプがおすすめです。
価格は300〜1000円程度と手頃。100円ショップでも購入できることがあります。複数個買って硬さを変えるのも良いでしょう。
メリットは、どこでも気軽に使えること。テレビを見ながら、デスクワーク中、通勤中など、いつでもトレーニングできます。
デメリットは負荷が軽いため、本格的な握力強化には不向きな点。あくまで維持やリハビリ、軽いトレーニング用です。
ストレス解消効果もあると言われています。握ることでリラックスでき、精神的な緊張がほぐれるのです。
色や形も様々で、卵型、球型、リング型などがあります。自分の手の大きさに合ったものを選ぶと良いでしょう。
ファットグリップ
ファットグリップ(Fat Grip)は、ダンベルやバーベルのバーに装着して太くする器具です。グリップエンハンサーとも呼ばれています。
通常のバーは直径2.5〜3cm程度ですが、ファットグリップを装着すると直径5〜7cmに太くなります。太いバーを握ることで、握力と前腕への負荷が大幅に増すのです。
使い方は簡単。ダンベルやバーベル、懸垂バーなどに装着するだけ。普段のトレーニングをそのまま握力強化トレーニングに変えられます。
価格は2000〜4000円程度。シリコン製やゴム製が一般的で、耐久性も高い。一度購入すれば長期間使えるでしょう。
メリットは、特別なトレーニング時間を取らなくても握力を鍛えられること。デッドリフト、ベンチプレス、カールなどの際に装着するだけです。
デメリットは、握力が弱いと通常のトレーニング重量を扱えなくなること。例えばデッドリフトで100kg挙げられても、ファットグリップを使うと80kgしか挙げられないかもしれません。
ジムでトレーニングしている人に特におすすめ。自宅トレーニングの人でも、ダンベルがあれば活用できるでしょう。
ハンドエクササイザー(指トレーニング器具)
ハンドエクササイザー(Hand Exerciser)は、指1本ずつを個別に鍛えられる器具です。フィンガーエクササイザー、指トレーニング器具とも呼ばれています。
5本の指それぞれにバネがついており、指を押し込むことで個別に鍛えられます。握力全体ではなく、指の力を重点的に強化したい人向けです。
ピアニスト、ギタリストなど楽器演奏者や、ボルダリング選手に人気があります。指の独立した力が必要な活動に最適でしょう。
価格は500〜2000円程度。負荷調整ができるタイプと、固定負荷のタイプがあります。
使い方は、器具を手のひらに置き、各指でバネを押し込むだけ。各指10〜15回を3セット行うのが基本です。
メリットは、指の細かい筋肉まで鍛えられること。デメリットは、握力全体の強化には向いていない点でしょう。
リハビリ用途でも使われており、指の怪我や腱鞘炎からの回復に効果的。負荷が軽いため、高齢者でも安全に使えます。
ハンドグリッパーとの併用がおすすめ。全体的な握力はハンドグリッパーで、細かい指の力はハンドエクササイザーで鍛えるのです。
目的別・レベル別の器具の選び方
続いては目的やレベルに応じた器具の選び方を確認していきます。
初心者におすすめの器具
握力トレーニングを始めたばかりの初心者には、調整式ハンドグリッパーが最もおすすめです。負荷を変えられるため、成長に合わせて使い続けられます。
初心者向けの選び方のポイントは、負荷調整範囲が10〜40kg程度のもの。これなら現在の握力が20〜30kgでも、成長後の40〜50kgまでカバーできるでしょう。
価格は1000〜2000円程度のもので十分。高価なものを買う必要はありません。使い続けて物足りなくなったら、より高負荷のものに買い替えれば良いのです。
| レベル | 現在の握力 | おすすめ器具 | 価格帯 | 
|---|---|---|---|
| 初心者 | 20〜40kg | 調整式ハンドグリッパー | 1000〜2000円 | 
| 中級者 | 40〜60kg | 固定負荷グリッパー複数 | 2000〜5000円 | 
| 上級者 | 60kg以上 | 高負荷グリッパー+補助器具 | 5000〜10000円 | 
| 維持・リハビリ | 問わず | グリップボール+パワーボール | 1000〜3000円 | 
初心者はグリップボールも併用すると良いでしょう。ハンドグリッパーでメインのトレーニングをし、グリップボールで軽い運動や血行促進を行うのです。
注意点は、いきなり高負荷のものを選ばないこと。自分の現在の握力の70〜80%程度の負荷から始めるのが理想的です。
最初は週2〜3回、各10回×3セットから始めましょう。慣れてきたら徐々に頻度や回数を増やしていくのです。
握力強化を本格的に目指す人向け
握力60kg以上を目指す本格派には、複数の固定負荷ハンドグリッパーとリストローラーの組み合わせがおすすめです。
固定負荷グリッパーは、負荷別に3〜5個購入します。例えば40kg、50kg、60kg、70kg、80kgのように段階的に揃えるのです。
調整式では負荷が不正確になることがあるため、本格的に鍛えるなら固定負荷が確実。特にCaptains of Crush(COC)シリーズは、世界中の握力愛好家に支持されています。
リストローラーも追加すると、前腕全体をバランスよく鍛えられます。握力と前腕の太さは比例する傾向があるため、前腕強化は重要でしょう。
パワーボールもあると、トレーニングのバリエーションが増えます。異なる角度から筋肉に刺激を与えられるのです。
ファットグリップもあると便利。デッドリフトやダンベルトレーニングの際に使用することで、トレーニング効率が上がります。
トレーニング頻度は週4〜5回。各器具を組み合わせて、飽きずに続けられるメニューを組みましょう。
記録をつけることも重要。握力計で定期的に測定し、成長を確認することでモチベーションが維持できるのです。
リハビリや維持目的の人向け
リハビリや現在の握力維持が目的の人には、グリップボールとパワーボールの組み合わせがおすすめです。負荷が軽く、怪我のリスクが低いためです。
高齢者や怪我からの回復期にある人は、ハンドグリッパーでは負荷が強すぎることがあります。グリップボールなら自分のペースで無理なく続けられるでしょう。
パワーボールは負荷を自分でコントロールできるため、体調に合わせて調整可能。痛みがある時は軽く、調子が良い時は少し強めに回転させるのです。
価格も合計2000円程度と手頃。気軽に始められることも、継続しやすい理由でしょう。
使用頻度は毎日でも問題ありません。負荷が軽いため、回復時間が短く済みます。1日2〜3回、各5分程度で十分です。
医師や理学療法士の指導がある場合は、その指示に従いましょう。無理をすると怪我が悪化する可能性があります。
徐々に負荷を上げていき、ある程度回復したらハンドグリッパーに移行するのも良い方法。段階的にステップアップしていくのです。
握力トレーニング器具を選ぶポイント
続いては握力トレーニング器具を選ぶ際のポイントを確認していきます。
負荷調整の有無
器具を選ぶ際の最も重要なポイントは、負荷調整ができるかどうかです。これにより使える期間と効果が大きく変わります。
調整式のメリットは、一つで長期間使えること。握力の成長に合わせて負荷を上げていけるため、買い替えの必要がありません。
デメリットは、負荷の正確性がやや劣ること。ダイヤル調整式では、表示されている負荷と実際の負荷が少しずれることがあるのです。
固定負荷式のメリットは、負荷が正確なこと。表示通りの負荷が確実にかかるため、トレーニング計画が立てやすいでしょう。
デメリットは、複数購入する必要があること。握力が向上するたびに新しいものを買う必要があり、コストがかかります。
予算が限られている場合は、まず調整式を購入。ある程度握力が向上したら、固定負荷式に移行するという方法もあります。
使用目的によっても選び方が変わります。維持が目的なら調整式で十分、競技レベルを目指すなら固定負荷式が必須でしょう。
価格帯と耐久性
握力トレーニング器具の価格は、500円から10000円以上まで幅広いです。価格と品質のバランスを考えて選ぶことが重要でしょう。
500〜1000円の低価格帯は、初心者や試しに使ってみたい人向け。耐久性はやや劣りますが、握力トレーニングを体験するには十分です。
1000〜3000円の中価格帯が最もコストパフォーマンスが良い。一般的な使用には十分な品質で、1〜2年は問題なく使えるでしょう。
3000〜10000円の高価格帯は、本格派やプロ向け。耐久性が高く、5年以上使える場合もあります。正確な負荷設定が可能なのも魅力です。
安すぎる器具の問題点は、バネがすぐに緩むこと。数ヶ月使うと負荷が軽くなってしまい、効果が低下するのです。
耐久性を見極めるポイントは、材質と作りの丁寧さ。金属部分がしっかりしているか、バネが太いか、グリップ部分が滑りにくいかなどをチェックしましょう。
口コミやレビューも参考になります。実際に使った人の評価を見ることで、耐久性や使用感が分かるのです。
使いやすさと携帯性
日常的に使い続けるためには、使いやすさと携帯性も重要です。どんなに高性能でも、使いにくければ続けられません。
ハンドグリッパーは最も携帯性が高い。ポケットやカバンに入れて持ち運べるため、いつでもどこでもトレーニングできるでしょう。
パワーボールも比較的コンパクト。ただし落とすと壊れやすいため、持ち運びには注意が必要です。
リストローラーは携帯性が低い。自宅やジムでの使用に限られるでしょう。ただし折りたたみ式のものもあります。
グリップ部分の滑りにくさも重要。手汗をかいても滑らないよう、ラバーやシリコンでコーティングされているものがおすすめです。
サイズも確認しましょう。手が大きい人は大きめのグリップ、小さい人は小さめのグリップが使いやすいのです。
静音性も考慮すべきポイント。バネの音がうるさい器具は、オフィスや電車内では使いにくい。静かなタイプを選ぶと、使用場所が広がります。
効果的な使い方と注意点
続いては握力トレーニング器具の効果的な使い方を確認していきます。
トレーニング頻度と回数
握力トレーニングの効果を最大化するには、適切な頻度と回数が重要です。やりすぎても、やらなすぎても効果は出ません。
基本的なトレーニング頻度は週3〜4回。筋肉は休息中に成長するため、毎日やるのは逆効果。最低48時間の休養を取りましょう。
1回のトレーニングでは、10〜15回を3セットが目安。最後の数回がきついと感じる負荷が理想的です。
セット間の休憩は1〜2分。長すぎても短すぎても効果が下がります。軽く手を動かして血流を保ちながら休むと良いでしょう。
左右両方をバランスよく鍛えることも重要。利き手だけでなく、非利き手も同じ回数行います。
初心者は週2〜3回から始めましょう。いきなり高頻度でやると、腱鞘炎などの怪我のリスクが高まります。
ウォーミングアップも大切。トレーニング前に手を開閉したり、軽くマッサージしたりして、筋肉を温めるのです。
進捗を記録することもおすすめ。トレーニング日、回数、負荷をノートやアプリに記録すると、成長が可視化できてモチベーションが上がります。
怪我を防ぐための注意点
握力トレーニングでは、腱鞘炎や手首の痛みなどの怪我に注意が必要です。正しい方法で行わないと、長期的な障害につながる可能性があります。
最も多い怪我は腱鞘炎。手首や指の腱が炎症を起こし、痛みや腫れが生じます。無理な負荷や過度なトレーニングが原因です。
予防のためには、適切な負荷設定が重要。現在の握力の70〜80%程度の負荷から始め、徐々に上げていきましょう。
痛みを感じたらすぐに中止すること。「我慢して続ければ強くなる」は間違い。痛みは身体からの警告サインなのです。
正しいフォームも重要。手首を無理に曲げたり、反動を使ったりせず、ゆっくりとした動作で行いましょう。
トレーニング後のストレッチも効果的。手首や指を優しく伸ばすことで、筋肉の緊張をほぐし、怪我を予防できます。
アイシングも有効。トレーニング後に手を冷水に浸したり、保冷剤で冷やしたりすると、炎症を防げるのです。
高齢者や関節に問題がある人は、医師に相談してから始めましょう。自己判断でのトレーニングは危険な場合があります。
器具のメンテナンス方法
握力トレーニング器具を長持ちさせるには、適切なメンテナンスが必要です。手入れ次第で寿命が大きく変わります。
ハンドグリッパーは、使用後に汗や汚れを拭き取りましょう。特にグリップ部分は雑菌が繁殖しやすいため、定期的にアルコール消毒すると良いのです。
バネ部分は錆びやすい。湿気の多い場所に保管せず、風通しの良い場所で保管します。錆び防止スプレーを使うのも効果的でしょう。
パワーボールは落とさないよう注意。内部の回転機構が壊れやすいため、使用中も使用後も慎重に扱いましょう。
リストローラーは紐の状態をチェック。摩耗や破損がないか定期的に確認し、問題があれば交換します。紐が切れると重りが落下して危険です。
グリップボールは洗えるタイプなら、定期的に水洗いしましょう。清潔に保つことで、長く使えます。
調整式グリッパーのダイヤル部分は、時々動かして固まらないようにします。長期間同じ負荷のままだと、ダイヤルが回らなくなることがあるのです。
保管方法も重要。直射日光が当たる場所や高温多湿の場所は避けましょう。劣化が早まる原因になります。
まとめ 握力の握る道具の名前は?ハンドグリッパーなど器具の種類と選び方
「握力を鍛えるやつ」「握るやつ」の正式名称は「ハンドグリッパー」または「握力器」です。これが最も一般的で効果的な握力トレーニング器具でしょう。
その他にも、パワーボール(リストボール)、リストローラー、グリップボール、ファットグリップ、ハンドエクササイザーなど、様々な種類があります。それぞれ特徴が異なり、目的に応じて使い分けることが重要です。
初心者には調整式ハンドグリッパーとグリップボールの組み合わせがおすすめ。総額2000円程度で始められます。本格的に鍛えたい人は、固定負荷グリッパー複数個とリストローラーの組み合わせが効果的でしょう。
効果的に使うには、週3〜4回、各10〜15回×3セットが基本。痛みを感じたら即座に中止し、無理をしないことが重要です。器具は使用後に汗を拭き取り、乾燥した場所で保管することで長持ちします。自分の目的とレベルに合った器具を選び、正しい方法で継続的にトレーニングすることが、握力向上の鍵なのです。