握力の鍛え方や知識

握力の単位lbとは?lbsとkgの違い・換算方法を徹底解説【重さの単位?】

握力を測定した際に「lb」や「lbs」という単位が表示されて、戸惑った経験はないでしょうか。日本ではkg(キログラム)が一般的なため、lbと表示されると自分の握力がどのくらいなのか分からず困ってしまいます。

実はlbは「ポンド」という重量の単位で、主に英語圏の国々で使われています。日本のkg表示とは換算が必要ですが、計算方法を知っていれば簡単に変換できるのです。

本記事ではlbとlbsの違い、kgとの換算方法、握力の目安をlbとkgで比較した表、国や地域による単位の違いまで詳しく解説していきます。海外製の握力計を使う方や、海外のトレーニングデータを参考にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

握力の単位lb・lbsとは何か

それではまず、握力測定で使われるlbとlbsについて基礎知識を解説していきます。

lbとlbsの正式名称と読み方

lbは「pound(ポンド)」の略称です。読み方は「ポンド」で、重量を表す単位として英語圏で広く使われています。

正式には「pound」と書きますが、略称として「lb」が使われるのです。この「lb」という表記は、ラテン語の「libra(リブラ)」に由来しています。

lbsは「pounds(ポンズ)」の略称で、複数形を表します。つまりlbは単数形、lbsは複数形という違いがあるのです。

発音は両方とも「ポンド」または「ポンズ」。日本語では「ポンド」と呼ぶのが一般的でしょう。

lb = pound(ポンド)の略称。lbs = pounds(複数形)。どちらも重量の単位

1ポンドは約0.453592kgに相当します。つまり1lb = 約0.45kgという換算になるのです。

なぜ「pound」の略称が「lb」なのか疑問に思う方も多いでしょう。これは古代ローマの重量単位「libra pondo(リブラ・ポンド)」に由来し、libraの頭文字「l」とpondoの頭文字「b」が組み合わさって「lb」になったのです。

英語圏の国々では日常的に使われる単位のため、海外製の握力計や海外のトレーニングデータでは、lb表示が標準となっています。

lbとlbsの違い

lbとlbsの違いは、文法上の単数形と複数形です。意味や換算率は全く同じで、どちらもポンドを表します。

厳密に言えば、1ポンドの場合は「1 lb」、2ポンド以上の場合は「2 lbs」「50 lbs」のように複数形を使うのが正しい英語表記です。

しかし実際には、握力計や測定機器では単数形の「lb」が標準的に使われることが多い。「50 lb」と表示されても、意味は「50ポンド」で問題ありません。

トレーニング器具では「lbs」表記が多く見られます。ダンベルやバーベルのプレートに「45 lbs」「100 lbs」などと刻印されているのです。

lbとlbsは単数形と複数形の違いのみ。換算率は同じで1lb = 1lbs = 約0.45kg

日本人が使う場合、厳密な単数・複数の区別を気にする必要はありません。どちらもポンドという重量単位だと理解していれば十分でしょう。

握力測定では「grip strength: 110 lb」や「grip: 110 lbs」のように表示されます。どちらも110ポンドという意味です。

換算する際も、lbでもlbsでも同じ計算式を使えます。混乱する必要はないのです。

なぜ握力測定でlbが使われるのか

握力測定でlbが使われる理由は、製造国や使用地域の慣習によるものです。特にアメリカ製の測定器では、lb表示が標準となっています。

アメリカ、イギリス(一部)、カナダなどの英語圏では、日常的にポンドを使う習慣があります。体重、荷物の重さ、食材の重量など、あらゆる場面でポンドが使われるのです。

そのためこれらの国で製造される握力計や測定機器は、lb表示がデフォルトになっています。現地の人々が使いやすいように設計されているのです。

世界的に有名な握力トレーニング器具「Captains of Crush(COC)グリッパー」も、ポンド表示が基準。No.1は140lbs、No.2は195lbsといった具合です。

アメリカ製の握力計や器具はlb表示が標準。世界的に普及しているため、lb表示が一般的になった

国際的なスポーツ競技やトレーニング界では、アメリカの影響が強い分野も多い。そのためポンド表示が世界標準のようになっている側面もあるでしょう。

ただし医療や科学の分野では、国際単位系(SI単位)であるkgが標準。医療機関での測定や研究データは、ほとんどがkg表示です。

最近のデジタル握力計は、lbとkgの切り替えが可能なものが多い。ボタン一つで単位を変更できるため、どちらの単位にも対応できるのです。

日本で購入する握力計は、kg表示がデフォルトになっているものが多いでしょう。しかし海外通販などで購入する場合は、lb表示の可能性が高いため注意が必要です。

lbとkgの換算方法

続いてはlbとkgの具体的な換算方法を確認していきます。

基本的な換算式

lbからkgへの換算式は、1lb = 0.453592kgが正確な値です。ただし実用上は、1lb ≈ 0.45kgと覚えておけば十分でしょう。

計算式は以下の通り。kg = lb × 0.453592、または簡易版として kg = lb × 0.45 です。

例えば握力が100lbの場合、100 × 0.453592 = 45.3592kg、簡易計算では 100 × 0.45 = 45kg となります。

正確な値と簡易計算の差は、わずか0.3〜0.4kg程度。日常的な使用では、簡易計算で十分な精度が得られるのです。

実用的な換算式:kg = lb × 0.45(または lb ÷ 2.2)で十分な精度

別の覚え方として、1kg = 2.20462lbという換算もあります。つまり lb = kg × 2.2 です。

どちらの方向で換算するかによって、使いやすい式を選びましょう。lb→kgなら「×0.45」、kg→lbなら「×2.2」が簡単です。

電卓やスマートフォンの計算機能を使えば、正確な換算も簡単。「lb × 0.453592」と入力するだけです。

オンライン換算ツールも便利。「lb kg 換算」で検索すれば、多数の換算サイトが見つかるでしょう。

簡単な暗算方法

外出先や測定中など、電卓が使えない場面では、暗算しやすい方法を知っておくと便利です。

最も簡単な方法は「lbを2で割る」こと。例えば100lbなら、100÷2=50kg。実際は45kgなので、少し高めに見積もることになりますが、おおよその値は分かります。

より正確に知りたい場合は「lbを2で割って、さらにその10%を引く」方法。100lbなら、100÷2=50、50×0.1=5、50-5=45kgとなり、かなり正確です。

逆に「lbの半分より少し少なめ」と覚えるのも実用的。100lbなら「50kgより少し少ない、つまり45kg程度」と推測できるでしょう。

lb(ポンド) kg(キログラム)正確値 kg(簡易計算)
20 lb 9.07 kg 約9 kg
50 lb 22.68 kg 約22.5 kg
80 lb 36.29 kg 約36 kg
100 lb 45.36 kg 約45 kg
120 lb 54.43 kg 約54 kg
150 lb 68.04 kg 約67.5 kg
200 lb 90.72 kg 約90 kg
暗算の裏技:「lbを2で割る」で大まかな値、「さらに10%引く」で正確な値が分かる

よく使う数値を覚えておくのも有効。50lb=約23kg、100lb=約45kg、150lb=約68kgなど、キリの良い数字を記憶しておくと便利です。

握力測定の文脈では、±1〜2kgの誤差は実用上問題ありません。厳密な数値より、おおよそのレベル感が分かることが重要でしょう。

kg→lbへの逆換算

kg表示をlbに換算したい場合もあります。基本的な換算式は lb = kg × 2.20462ですが、実用上は lb = kg × 2.2 で十分です。

例えば握力50kgの場合、50 × 2.2 = 110lb となります。正確には 50 × 2.20462 = 110.231lb ですが、差はわずかです。

暗算方法は「kgを2倍して、さらに10%足す」こと。50kgなら、50×2=100、100×0.1=10、100+10=110lb という計算です。

もっと簡単には「kgを2倍する」だけでも、おおよその値が分かります。50kgなら100lb(実際は110lb)と、やや低めの見積もりになりますが、目安にはなるでしょう。

kg→lbの暗算:「kgを2倍して10%足す」で正確、「2倍する」だけでも目安になる

海外のトレーニングプログラムを参考にする際など、kg→lb換算が必要な場面は意外と多い。例えば「握力100lbs目標」と書かれていたら、約45kgと理解できます。

日本のデータを海外の人に伝える際も、lb換算が必要。「私の握力は50kgです」と言っても、アメリカ人にはピンと来ません。「約110lbsです」と伝えた方が理解されやすいでしょう。

両方向の換算を覚えておくと、国際的なコミュニケーションやデータ比較がスムーズになります。

握力の目安をlbとkgで比較

続いては握力の目安をlbとkgの両方で確認していきます。

男性の握力目安(lb・kg比較表)

男性の握力目安を、lb表示とkg表示の両方で見ていきましょう。海外データと日本のデータを比較する際に便利です。

年齢 平均握力(kg) 平均握力(lb) 強い(kg) 強い(lb)
20代 46〜47kg 101〜104lb 56kg以上 123lb以上
30代 46〜47kg 101〜104lb 56kg以上 123lb以上
40代 45〜46kg 99〜101lb 55kg以上 121lb以上
50代 43〜45kg 95〜99lb 53kg以上 117lb以上
60代 40〜42kg 88〜93lb 50kg以上 110lb以上
70代 35〜37kg 77〜82lb 45kg以上 99lb以上

アメリカの基準では、成人男性の平均握力は約105〜110lb(約48〜50kg)とされています。日本のデータとほぼ同じ水準でしょう。

男性の平均握力:日本 約46kg(101lb)、アメリカ 約48kg(105lb)とほぼ同水準

「強い」とされる握力は、日本でもアメリカでも55〜60kg(121〜132lb)程度。世界共通で、この水準が「力が強い」と評価されるのです。

アスリートレベルでは70kg(154lb)以上、世界トップクラスでは90kg(198lb)以上が目安。ストロングマン競技の選手では150lb(68kg)を超える人もいます。

海外のトレーニングフォーラムなどでは、「100 lbs club」(握力100ポンド=約45kg達成者)、「150 lbs club」(68kg達成者)といったマイルストーンが使われることがあるでしょう。

女性の握力目安(lb・kg比較表)

女性の握力目安も、両方の単位で確認しておきましょう。男性より数値は低いですが、比較の考え方は同じです。

年齢 平均握力(kg) 平均握力(lb) 強い(kg) 強い(lb)
20代 28〜29kg 62〜64lb 36kg以上 79lb以上
30代 28〜29kg 62〜64lb 36kg以上 79lb以上
40代 27〜28kg 60〜62lb 35kg以上 77lb以上
50代 26〜27kg 57〜60lb 34kg以上 75lb以上
60代 24〜25kg 53〜55lb 32kg以上 71lb以上
70代 21〜22kg 46〜49lb 29kg以上 64lb以上

アメリカの基準では、成人女性の平均握力は約60〜65lb(約27〜29kg)。こちらも日本のデータとほぼ一致しています。

女性の平均握力:日本 約28kg(62lb)、アメリカ 約29kg(64lb)と国際的にほぼ同じ

女性アスリートでは40kg(88lb)以上、トップレベルでは50kg(110lb)以上が目安。ただし100lb(45kg)を超える女性は、世界的に見ても非常に稀です。

海外のフィットネスコミュニティでは、女性の「50 lbs club」(約23kg)、「70 lbs club」(約32kg)などがマイルストーンとして使われることがあります。

男女とも、国や地域による大きな差はありません。人種による多少の違いはありますが、平均値はほぼ同じ水準なのです。

世界記録と有名な数値の比較

世界記録や有名な数値も、両方の単位で見ると理解が深まります。桁外れの数値がどれほど凄いかが分かるでしょう。

握力の世界記録(ギネス認定)は192.5kg(424lb)。これは平均的な成人男性の約4倍という、驚異的な数値です。

日本記録は約116.5kg(257lb)。世界記録には及びませんが、日本人としては最高レベルの握力でしょう。

トレーニング器具「Captains of Crush(COC)グリッパー」の最高難易度「No.4」は167kg相当(365lbs)。これを閉じられる人は、世界で数人しかいないと言われています。

世界記録192.5kg(424lb)は平均の4倍以上。人類の限界に近い数値

アメリカのストロングマン競技では、握力150lb(68kg)以上が「エリートレベル」とされています。200lb(91kg)を超えると「世界クラス」です。

一般的なトレーニング目標としては、男性で100lb(45kg)、女性で60lb(27kg)が最初のマイルストーン。これをクリアすれば、日常生活で困ることはほとんどないでしょう。

海外のデータを見る際、これらの換算を知っていると、自分のレベルや目標設定がしやすくなります。

国や地域による単位の違い

続いては世界各国で使われる握力測定の単位について確認していきます。

kg(キログラム)を使う国

kg(キログラム)は、国際単位系(SI単位)として世界標準です。科学、医療、ほとんどの国で公式に採用されています。

日本では握力測定に限らず、すべての重量測定でkgが使われます。学校の体力測定、病院での測定、スポーツジムなど、あらゆる場面でkg表示です。

ヨーロッパ諸国(フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど)もkg表示が標準。EU全体で国際単位系の使用が義務付けられているためです。

中国、韓国、台湾などのアジア諸国もkg表示。オーストラリア、ニュージーランドなどのオセアニア地域も同様です。

世界の大多数の国ではkg表示が標準。医療・科学分野では世界共通でkg

南米諸国(ブラジル、アルゼンチンなど)もkgを使用。アフリカ諸国も、ほとんどがkg表示です。

つまり世界人口の80〜90%以上がkg表示の地域に住んでいます。ポンドを日常的に使うのは、ごく一部の国だけなのです。

医療機関や研究機関では、アメリカでもkg表示が標準。国際的な論文や医学データは、すべてkg表示で統一されています。

したがって日本で購入する握力計は、ほぼ100%がkg表示。海外通販で購入する場合のみ、lb表示に注意が必要でしょう。

lb(ポンド)を使う国

lb(ポンド)を日常的に使うのは、主に英語圏の一部の国です。世界的には少数派と言えるでしょう。

アメリカ合衆国が最も代表的。体重、食材、荷物など、日常生活のあらゆる重量測定でポンドが使われます。握力測定でもlb表示が一般的です。

イギリスは移行期にあります。公式にはkgを採用していますが、日常生活では今もポンドが使われることが多い。特に高齢者はポンドに慣れているのです。

カナダも両方の単位が使われています。公式にはkgですが、アメリカの影響でポンドも日常的に使われる状況です。

ポンドを主に使うのはアメリカ。イギリス・カナダは両方の単位が混在

ミャンマー、リベリアなど、一部の国でもポンドに類似した単位が使われますが、国際的な影響力は限定的です。

アメリカの影響力が大きいスポーツやフィットネス業界では、世界中でポンド表示が使われることがあります。特にボディビルやパワーリフティングなどです。

トレーニング器具の世界的ブランドの多くがアメリカ製のため、ダンベルやバーベル、握力トレーニング器具にポンド表示が多いのです。

したがって日本でトレーニングをする人でも、海外製の器具を使う場合は、ポンドの知識が必要になるでしょう。

握力計の表示設定の切り替え方

現代のデジタル握力計の多くは、単位の切り替え機能を搭載しています。lbとkgを簡単に切り替えられるのです。

一般的な切り替え方法は、「UNIT」ボタンや「MODE」ボタンを押すこと。ボタンを押すたびに、kg → lb → kg… と表示が切り替わります。

機種によっては、電源オフ時に特定のボタンを押しながら電源を入れると、設定メニューが開く場合もあるでしょう。

取扱説明書に切り替え方法が記載されているため、購入時には必ず確認しましょう。説明書を紛失した場合は、メーカーのウェブサイトからダウンロードできることが多いのです。

デジタル握力計は「UNIT」ボタンで簡単に単位切り替え可能。購入時に確認を

アナログ式(針式)の握力計の場合、目盛りが両方印刷されていることが多い。内側の目盛りがkg、外側の目盛りがlbといった具合です。

海外通販で購入した握力計が到着したら、まず単位設定を確認しましょう。デフォルトでlb表示になっている可能性が高いためです。

切り替え方法が分からない場合は、メーカーのカスタマーサポートに問い合わせるのも一つの方法。英語でのやり取りが必要な場合もありますが、最近は翻訳ツールも充実しています。

単位を切り替えても、測定精度は変わりません。内部的には同じセンサーで測定し、表示時に換算しているだけだからです。

海外製握力計や海外データの読み方

続いては海外製の器具やデータを扱う際のポイントを確認していきます。

アメリカ製握力計の特徴

アメリカ製の握力計は、品質が高く精度も良いものが多いですが、表示や仕様に注意が必要です。

デフォルト設定がlb表示になっていることがほとんど。箱から出してすぐに測定すると、lb表示で戸惑う可能性があります。

測定範囲も異なることがあります。アメリカ製は0〜200lbs(0〜90kg)が標準的で、日本製の0〜100kgより上限が低い場合があるのです。

グリップの大きさも、アメリカ人の手の大きさに合わせて設計されています。日本人、特に女性には大きすぎると感じることがあるでしょう。

アメリカ製握力計はlb表示がデフォルト。購入後すぐに単位設定を確認

取扱説明書も英語のみの場合が多い。ただし操作は直感的なものが多く、説明書なしでも使えることがほとんどです。

保証やアフターサービスも確認が必要。海外メーカーの場合、日本国内でのサポートが受けられない可能性があります。

価格は日本製より高いこともあれば、安いこともあります。為替レートや輸入コストによって変動するでしょう。

アメリカのAmazonなどで購入する場合、送料や関税も考慮する必要があります。総額で考えると、日本で購入した方が安い場合もあるのです。

海外の握力基準との比較方法

海外のトレーニングサイトやフォーラムで、握力の基準を見る際の注意点を確認しましょう。単位の違いを理解しないと、誤解が生じます。

アメリカのサイトで「average grip strength: 105 lbs」と書かれていたら、これは約48kgのこと。日本の平均46kgとほぼ同じです。

「good grip strength: 130 lbs」なら約59kg、「excellent: 160 lbs」なら約73kg。自分の握力と比較する際は、必ず換算しましょう。

年齢別の基準も、単位に注意。「60s average: 90 lbs」は60代の平均が約41kgという意味です。

海外データを見る際は必ず単位を確認。lbsならkg換算して日本の基準と比較

トレーニングプログラムで「目標握力: 120 lbs」と書かれていたら、約54kgが目標。自分の現在の握力と比較して、達成可能か判断できます。

海外のフィットネスアプリやトラッキングツールも、デフォルトがlbsの場合が多い。設定画面で単位を変更できることもあるため、確認しましょう。

SNSで海外のトレーニング仲間と交流する際も、単位の違いに注意。「私の握力は50kgです」と言っても伝わらないため、「約110 lbs」と換算して伝えるとスムーズです。

トレーニング器具のlbs表示の見方

握力トレーニング器具、特にハンドグリッパーは、lbs表示が一般的です。正しく読めるようになりましょう。

「Captains of Crush」グリッパーは、世界的に有名な握力トレーニング器具。各モデルの負荷はポンドで表記されています。

– Guide: 60 lbs(約27kg)- 初心者向け
– Sport: 80 lbs(約36kg)- 初中級者向け
– Trainer: 100 lbs(約45kg)- 中級者向け
– No.1: 140 lbs(約64kg)- 上級者向け
– No.2: 195 lbs(約88kg)- エキスパート向け
– No.3: 280 lbs(約127kg)- プロレベル
– No.4: 365 lbs(約165kg)- 世界トップレベル

COCグリッパーはlbs表示。Trainer(100lbs=45kg)が一般的なトレーニング開始レベル

他のブランドのグリッパーも、lbs表示が多い。「50-350 lbs adjustable」なら、23〜159kgまで調整可能という意味です。

ダンベルやバーベルのプレートも、アメリカ製はlbs刻み。「45 lbs plate」は約20kgのプレートです。

購入時には、自分の現在の握力レベルに合ったものを選びましょう。現在の握力の70〜80%程度の負荷が、トレーニングに最適です。

例えば現在の握力が50kg(110lbs)なら、35〜40kg(77〜88lbs)程度の負荷のグリッパーを選ぶと良いでしょう。

まとめ 握力の単位のlbsとkgの換算・変換方法を徹底解説【重さの単位?】

lb(ポンド)は英語圏で使われる重量の単位で、lbsは複数形。どちらも同じ意味で、1lb = 約0.45kgです。握力測定でlb表示が使われるのは、アメリカ製の器具が世界的に普及しているためでしょう。

換算式は「kg = lb × 0.45」が簡易版で、暗算なら「lbを2で割る」方法が便利。逆換算は「lb = kg × 2.2」で、「kgを2倍して10%足す」と覚えると実用的です。男性の平均握力は約46kg(101lb)、女性は約28kg(62lb)と、国際的にほぼ同水準となっています。

世界の大多数の国ではkg表示が標準ですが、アメリカではlb表示が一般的。現代のデジタル握力計は単位切り替え機能があるため、UNITボタンで簡単に変更できます。海外製の器具やデータを扱う際は、必ず単位を確認してkg換算することが重要でしょう。

特に有名なCOCグリッパーなどのトレーニング器具はlbs表示が標準のため、換算方法を理解しておくことで、適切な負荷選びや目標設定ができるのです。