金や銀のアクセサリー、コイン、海外製の食品や釣り具を見ていると、重さの単位としてオンスが表示されることがあります。
なかでも1/20オンスは小さな重量のため、グラムに直す際に小数点の位置を迷いやすい単位です。
この記事では、1/20オンスをグラムへ正確に換算する方法を中心に、トロイオンスとの違い、計算時の注意点、実生活で役立つ見方までわかりやすく紹介します。
1/20オンスのグラム換算

それではまず1/20オンスが何グラムになるのかを解説していきます。
常用オンスで換算した重さ
一般的な重さの単位である常用オンスでは、1オンスは約28.35グラムです。
そのため、1/20オンスは約1.4175グラムとなり、日常的には約1.42グラムとして扱えば十分でしょう。
1/20オンスの計算式
28.3495グラム ÷ 20 = 1.417475グラム
四捨五入すると約1.42グラム
海外製の小物、食品、アウトドア用品などで単にozと書かれている場合は、通常この常用オンスを用いるケースが多くなります。
ただし、商品ジャンルによっては別のオンスが使われるため、表示だけで即断しないことも大切です。
貴金属に使われるトロイオンス
金貨、銀貨、地金、ジュエリー関連で使われるオンスは、常用オンスではなくトロイオンスであることが一般的です。
トロイオンスは1オンスが約31.1035グラムなので、1/20トロイオンスは約1.555グラムになります。
金や銀の1/20オンスは約1.56グラムと考えるのが基本です。
常用オンスの約1.42グラムとは約0.14グラム差があり、貴金属の価格計算では無視できない差になります。
オンス表記をグラムへ直す際は、最初に商品が貴金属なのか、それ以外なのかを確認すると判断しやすくなります。
表示の意味を見分ける視点
1/20 ozという表示は、オンスを20等分した重量を表しています。
分数の数字が大きくなるほど、実際の重さは小さくなる点がポイントです。
たとえば1/10オンスは1/20オンスの2倍、1/40オンスは半分の重さになります。
| 表記 | 常用オンス換算 | トロイオンス換算 |
|---|---|---|
| 1/10オンス | 約2.83グラム | 約3.11グラム |
| 1/20オンス | 約1.42グラム | 約1.56グラム |
| 1/25オンス | 約1.13グラム | 約1.24グラム |
| 1/40オンス | 約0.71グラム | 約0.78グラム |
表記の前後にgold、silver、troyなどの語があれば、トロイオンスを想定しやすいでしょう。
オンスの種類と単位の違い
続いてはオンスの種類と、用途による単位の違いを確認していきます。
常用オンスの用途
常用オンスは英語でavoirdupois ounceと呼ばれ、日用品の重量に広く使われます。
海外のスナック菓子、コーヒー豆、プロテイン、衣類の生地、釣り用ルアーなどで見かけるozは、1オンス約28.35グラムの常用オンスである場合が中心です。
アメリカのレシピでは、材料の重量がオンスで示されることもあります。
料理ではわずかな誤差が仕上がりに影響する場合があるため、正確な換算値を使うと安心です。
トロイオンスの用途
トロイオンスは貴金属や宝石の取引で使われる重量単位です。
金のインゴットや地金型コインでは、1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンス、1/20オンスといった表記がよく用いられます。
金の相場はグラム単価で確認する機会が多い一方、海外のコインはトロイオンス建てで販売されることがあります。
そのため、購入額や売却額を比べる際には、重量の基準をグラムへ統一することが欠かせません。
液量オンスとの混同
オンスには重量を表すもののほか、液体の量を表す液量オンスもあります。
液量オンスはfl ozと表記され、水やジュース、化粧水、シャンプーなどの容量に使われます。
液量オンスはミリリットルへ換算する単位であり、グラムへそのまま置き換えることはできません。
ozだけの表記は重量を示す可能性が高い一方、fl ozは容量を示します。
重量と容量は同じオンスという言葉でも別の概念なので、単位の前にある表示を必ず確認しましょう。
1/20オンスの換算方法
続いては1/20オンスを自分で換算する手順を確認していきます。
常用オンスの基本式
常用オンスをグラムに直すときは、オンスの数値に28.3495を掛けます。
分数の表記では、先に分数を小数へ変えるか、グラム換算値を分母で割る方法がわかりやすいでしょう。
常用オンスの換算式
オンス数 × 28.3495 = グラム数
1/20 × 28.3495 = 約1.4175グラム
1/20は0.05なので、0.05に28.3495を掛けても同じ結果になります。
電卓では0.05 × 28.3495と入力すれば、すぐに約1.42グラムを確認できます。
トロイオンスの基本式
トロイオンスでは、オンスの数値に31.1035を掛けます。
1/20トロイオンスであれば、31.1035を20で割るという流れです。
トロイオンスの換算式
オンス数 × 31.1035 = グラム数
1/20 × 31.1035 = 約1.5552グラム
売買価格の比較では、小数点以下まで計算しておくと、単価を掛けたときのズレを抑えられます。
一方で、日常的な目安として重さを知りたいだけなら、約1.56グラムと丸めても問題ありません。
逆算するときの考え方
グラムからオンスへ戻したい場合は、グラム数を1オンスあたりのグラム数で割ります。
常用オンスなら28.3495、トロイオンスなら31.1035で割ることになります。
たとえば約1.56グラムの金製品をトロイオンスで表すと、約0.05オンス、つまり1/20オンスです。
掛け算はオンスからグラム、割り算はグラムからオンスと覚えると、換算の方向を迷いにくくなります。
金貨と銀貨の重量表記
続いては金貨や銀貨で見かける1/20オンスの重量表記を確認していきます。
小型コインの特徴
1/20オンスの金貨は、トロイオンス換算で純金部分が約1.56グラムという小型サイズです。
1オンス金貨より購入しやすい価格帯になりやすく、少額から貴金属を保有したい人に選ばれることがあります。
ただし、コイン全体の重量と純金重量が一致しない商品もあります。
品位、額面、直径、厚み、発行年などもあわせて確認することが重要です。
純度と総重量の関係
純度が999.9や24金相当なら、表示重量の大部分が純金です。
一方で、耐久性を高めるために他の金属を混ぜた合金コインでは、純金重量を保ちながら総重量が増えることがあります。
コインの1/20オンス表示は、総重量ではなく含有する純金または純銀の重量を指す場合があります。
購入前には商品説明のfine gold weightや純度の項目を確認すると安心です。
重量だけで価値を判断せず、素材と純度をセットで見る視点が大切になります。
価格比較で見るポイント
金貨や銀貨の価格には、地金相場だけでなく加工費、流通コスト、希少性、販売店の手数料などが含まれます。
そのため、同じ1/20オンスでも販売価格が大きく異なることがあります。
| 確認項目 | 見るべき内容 | 確認する理由 |
|---|---|---|
| オンスの種類 | トロイオンスかどうか | グラム換算を正しくするため |
| 純度 | 999.9や916.7など | 含有する貴金属量を把握するため |
| 純金重量 | fine gold weightの表記 | 相場との比較基準になるため |
| 総重量 | コイン全体の重さ | 合金や付属部分の影響を知るため |
| 販売価格 | 手数料を含む金額 | 実際の購入費用を判断するため |
価格を比べるときは、単純な枚数ではなく、純金や純銀のグラムあたり価格で見ると差がつかみやすくなります。
換算時の注意点
続いては換算時に気をつけたい点を確認していきます。
小数点以下の丸め方
1/20オンスは常用オンスで約1.417475グラム、トロイオンスで約1.555175グラムです。
用途に応じて、1.42グラムや1.56グラムに丸める方法が実用的でしょう。
ただし、貴金属の査定、精密な材料計算、複数個の合計重量では、小数点以下の桁を早く丸めすぎないほうが安全です。
最後に合計値を出してから丸めると、計算誤差を抑えやすくなります。
海外表記の読み取り方
海外サイトでは、1/20 ozのほかに0.05 oz、0.050 oz、one twentieth ounceなど、さまざまな書き方が見られます。
これらは基本的に同じ重さを表しますが、前後の説明によって常用オンスかトロイオンスかを見極める必要があります。
gold、bullion、coin、silverといった語が近くにあれば、トロイオンスを疑うとよいでしょう。
食品や日用品なら、常用オンスとして約1.42グラムで計算する流れが自然です。
重さと体積の取り違え
粉末、液体、クリームなどは、同じグラム数でも体積が異なります。
たとえば1/20オンスを重量として換算した約1.42グラムと、液量オンスを容量として換算した数値は比較できません。
水に近い液体ではグラムとミリリットルが近い値になることがありますが、油、はちみつ、化粧品、粉類では密度が異なります。
重量表示か容量表示かを確かめてから換算することが、間違いを防ぐ最短の方法です。
1/20オンスのグラム換算まとめ
1/20オンスは、常用オンスでは約1.42グラム、貴金属に使われるトロイオンスでは約1.56グラムです。
オンスという言葉だけでは基準が決まらないため、商品ジャンルと表記内容を確認することが大切になります。
食品、日用品、アウトドア用品などでは常用オンスを使うことが多く、金貨、銀貨、地金ではトロイオンスを使うのが基本です。
計算では、オンスからグラムへ直す場合に、常用オンスは28.3495、トロイオンスは31.1035を掛けます。
1/20という分数は0.05オンスなので、電卓では0.05に換算係数を掛けるだけで求められます。
わずかな重量差でも、金や銀の価格計算では金額差につながることがあります。
用途に合うオンスの種類を選び、必要な精度でグラムへ換算してみてください。