加えるは英語で何という?add・includeの使い分けを紹介!
「加える」を英語にするとき、まず思い浮かぶのはaddかもしれません。
しかし、日本語の「加える」は、数量を足す場合、内容を付け足す場合、仲間として入れる場合など、幅広い意味を持つ言葉です。
そのため、場面を考えずにaddだけを使うと、少し不自然な英文になることがあります。
この記事では、addとincludeを中心に、put in、join、insertなどの表現も交えながら、自然な使い分けを解説します。
例文と注意点を確認し、伝えたい「加える」に合う英語を選べるようになりましょう。
「加える」の基本英語とadd・includeの違い

それではまず「加える」を表す基本的な英語について解説していきます。
addの基本的な意味と足す動作
addは、すでにあるものに別のものを足して、量や内容を増やすときに使う最も基本的な表現です。
addには「足す」「追加する」「加算する」という意味があります。
数に数を足す算数の場面だけでなく、料理に調味料を入れるとき、文章に情報を補うときにも使えます。
たとえば、コーヒーに砂糖を加えるなら、Add sugar to the coffee.と表現します。砂糖を入れることで、コーヒーの中身が増えるイメージです。
仕事では、資料に図を加える場面も多いでしょう。
We added a chart to the report.は、報告書にグラフを追加したという意味になります。
addの後には、加えるものを置き、その後にtoを使って加える先を示す形がよく使われます。
スープに塩を加えてください。
We added two members to the team.
私たちはチームに2人のメンバーを加えました。
ただし、addは単に「足す」という動作に焦点がある言葉です。
加えたものが全体の構成要素として最初から含まれているかどうかまでは、addだけでは強く示しません。
数量、材料、情報、機能などを増やすなら、まずaddを選ぶと考えるとわかりやすいでしょう。
includeの基本的な意味と含める範囲
includeは、全体の中に人や物、情報などを含めるときに使う表現です。
includeには「含む」「含める」という意味があります。
addが何かを足す動作を表すのに対し、includeは全体の構成や範囲に目を向ける点が特徴です。
たとえば、料金に朝食を加えるという場合、朝食がサービス内容の一部になることを伝えたいならincludeが自然です。
The price includes breakfast.は、料金に朝食が含まれているという意味です。
この文では、朝食を後から足す動作よりも、料金の内訳に朝食が入っている事実を伝えています。
人を対象にする場合も、仲間外れにせず範囲に入れる意味でincludeを使えます。
Please include everyone in the discussion.は、話し合いに全員を加えてくださいという意味です。参加者の枠の中に全員を入れるニュアンスになります。
includeは、全体の中に含める範囲や構成を示す表現です。
includeの後には、含める対象を置く形が基本です。
全体を主語にしてThe plan includes transportation.のように書けば、計画に交通費が含まれると伝えられます。
「追加する」と訳せる日本語でも、内容の一部として扱うならincludeを選ぶと英文が自然になります。
addとincludeの比較ポイント
addとincludeの使い分けでは、足す行為を伝えたいのか、全体に含まれる内容を伝えたいのかを考えることが大切です。
両方とも「加える」と訳せるため、和訳だけで覚えると迷いやすい表現です。
しかし、英語では話し手がどこに焦点を置くかによって、選ぶ単語が変わります。
| 比較項目 | add | include |
|---|---|---|
| 中心となる意味 | 足す、追加する | 含める、含む |
| 焦点 | 追加する動作 | 全体の範囲や構成 |
| よく使う対象 | 材料、数字、情報、機能 | 料金、計画、名簿、参加者 |
| 自然な場面 | 後から何かを増やす場面 | 一部として扱う場面 |
| 例 | Add a photo to the page. | The page includes a photo. |
| 日本語の感覚 | 写真をページに追加する | ページには写真が含まれる |
たとえば、会議の予定に議題を新しく入れる作業ならadd an agenda itemが合います。
一方で、会議の予定には質疑応答が入っていると説明するならincludes a question and answer sessionが自然です。
同じ対象でも、作業中の追加を述べるのか、完成した内容を説明するのかで使い分けられます。
私たちはイベントに質疑応答の時間を追加しました。
The event includes a question and answer session.
イベントには質疑応答の時間が含まれています。
この違いを意識すると、メール、資料、会話のどの場面でも語を選びやすくなるでしょう。
addを使う場面と基本フレーズ
続いてはaddを使う場面と基本フレーズを確認していきます。
数量と計算における加算表現
数字や金額を加えるときは、addを使うのが基本です。
算数では、add A and Bで「AとBを足す」と表現できます。
たとえば、Add 5 and 3.は、5と3を加えなさいという指示です。
計算結果を伝えるなら、Five plus three equals eight.という形もよく使われます。
日常生活では、金額、人数、時間を足す場面でaddが役立ちます。
Please add the delivery fee to the total.は、配送料を合計金額に加えてくださいという意味です。請求書やネット通販の説明でも見かける表現でしょう。
数字を足した結果を示す場合には、add upを使うこともあります。
The numbers add up to 100.は、その数字を合計すると100になるという意味です。
価格に250円を加えてください。
The costs add up to 12,000 yen.
費用の合計は12,000円になります。
add upは、単純な計算以外に「つじつまが合う」という意味でも使われます。
That story does not add up.は、その話はつじつまが合わないという意味です。
ただし、料金を追加する動作にはadd upではなくaddを使うため、句動詞としての意味を分けて覚えると安心です。
料理と飲み物における材料の追加
料理の手順で材料を加えるときも、addは非常に使いやすい動詞です。
レシピでは、Add the onions to the pan.のように、加える材料と入れる先を示す形が頻繁に使われます。
玉ねぎをフライパンに入れるという具体的な動作が伝わるため、初心者向けの手順にも向いています。
液体や粉末を追加する場合にも、基本の形は同じです。
Add milk slowly.なら、牛乳を少しずつ加えてくださいという意味になります。
どこへ入れるかが文脈から明らかなら、to以下を省略しても問題ありません。
一方で、材料を混ぜる動作まで伝えたいときは、addだけでは十分でない場合があります。
Add the flour and mix well.のように、mixやstirを続けて書くと、次に行う作業がはっきりします。
混ぜる、温める、飾り付けるといった別の作業は、別の動詞で伝える必要があります。
たとえば、レモン汁を加えてから混ぜるなら、Add the lemon juice, then stir.と書けます。
料理では短い命令文が自然なので、主語のYouを省く形をそのまま使いましょう。
塩を「足す」場合も、味を「整える」場合もありますが、英語ではまずAdd salt.と簡潔に伝えられます。
情報と機能における追加表現
文書やサービスに新しい情報や機能を加えるときも、addがよく使われます。
仕事のメールでは、資料に説明を加える、予定に会議を追加する、システムに機能を加えるといった場面が多くあります。
Could you add your comments to the document?は、文書にコメントを加えてもらえますかという丁寧な依頼です。
commentsの代わりにdetailsを使えば、詳細情報を追加してほしいという意味になります。
ウェブサイトやアプリの開発では、add a featureという組み合わせが定番です。
The team added a search function to the app.は、チームがアプリに検索機能を追加したという意味です。
追加する内容が複数あるときも、addを使えば簡潔にまとめられます。
| 加える内容 | 英語表現 | 使われやすい場面 |
|---|---|---|
| コメント | add comments | 資料の確認、共同作業 |
| 詳細 | add details | 案内文、説明資料 |
| 写真 | add a photo | 記事、投稿、資料 |
| 機能 | add a feature | アプリ、サービス開発 |
| 予定 | add an event | カレンダー、会議管理 |
| 名前 | add a name | 名簿、申込書 |
追加先を明確にしたいときは、to the document、to the app、to the scheduleのようにtoを続けます。
一方、すでにある文章の一部を修正するだけなら、addではなくchangeやeditのほうが適切なこともあります。
新しい内容を増やすのか、既存内容を書き換えるのかを区別すると、作業指示が正確になります。
includeを使う場面と自然な伝え方
続いてはincludeを使う場面と自然な伝え方を確認していきます。
料金とサービス内容に含める表現
料金やプランの内訳を説明するときは、includeが特に自然です。
ホテル、旅行、通信プラン、商品セットなどでは、何が料金に含まれるかを明示する必要があります。
The room rate includes breakfast.は、客室料金に朝食が含まれるという意味です。
ここでaddを使うと、朝食を新たに料金へ足す作業のように聞こえることがあります。
すでに決まっているサービス内容を説明するなら、includeを選ぶほうが誤解を防げます。
Does the price include tax?は、価格に税金は含まれていますかと尋ねる表現です。
旅行先や海外の買い物では、税金、サービス料、荷物、保険などについて確認する際に役立つでしょう。
| 確認したい内容 | 英語表現 | 意味 |
|---|---|---|
| 朝食 | Does it include breakfast? | 朝食は含まれますか |
| 税金 | Does the price include tax? | 価格に税金は含まれますか |
| 配送料 | Does the total include shipping? | 合計額に送料は含まれますか |
| 入場料 | The fee includes admission. | 料金には入場料が含まれます |
| 保険 | The plan includes insurance. | プランには保険が含まれます |
includeは、サービス内容を説明する案内文にもよく登場します。
料金表を見るときはincludedという過去分詞の形にも注目するとよいでしょう。
Breakfast is included.なら、朝食付きですという短く実用的な案内になります。
人や意見を範囲に入れる表現
人を仲間や話し合いの範囲に入れるときは、includeが持つ包み込むようなニュアンスが役立ちます。
Please include Ken in the email.は、メールの宛先や共有先にケンを加えてくださいという意味です。
この場合は、単に名前を追加するだけでなく、情報共有の対象にケンを含めることを伝えています。
会議や企画では、特定の人の意見を取り入れる意味でもincludeを使えます。
We should include customer feedback in the plan.は、計画に顧客の意見を含めるべきだという意味です。
feedbackは物理的なものではありませんが、計画を構成する要素として扱われるためincludeと相性がよい表現です。
一方で、メンバーを新規採用して組織に加えるならaddよりもhireやrecruitが具体的です。
採用、任命、登録などの正式な行為まで表したい場合は、より具体的な動詞を選びます。
たとえば、新しい社員を雇うならhire a new employeeが自然です。
その社員を会議に参加させるならinclude the new employee in the meetingと表現できます。
「どの範囲に入れるのか」を考えると、includeの使い方が整理しやすくなります。
includingとincludedの使い分け
includingは具体例を挙げるときに使い、includedは何かが含まれている状態を示すときに使います。
includingは前置詞のように使われ、「〜を含めて」「〜などを含む」という意味を表します。
We sell many fruits, including apples and oranges.は、りんごやオレンジを含む多くの果物を販売しているという意味です。
すべてを列挙せず、代表例だけを示したいときに便利な語です。
includedは、includeの過去分詞として使われます。
Lunch is included in the tour.は、昼食がツアー料金に含まれているという意味になります。
includedの後にinを続ければ、何に含まれているかを示せます。
パッケージにはガイドブックが含まれています。
The package comes with a guidebook included.
パッケージにはガイドブックが付いています。
We visited several cities, including Kyoto.
私たちは京都を含む複数の都市を訪れました。
includingの後には、例として挙げる名詞や名詞句を置きます。
includedは、サービスや商品にすでに入っているものを説明する際に役立ちます。
形が似ていても文中の役割が異なるため、短い例文ごとに覚えるのがおすすめです。
「加える」を表す関連英語と注意点
続いては「加える」を表す関連英語と注意点を確認していきます。
put inとinsertによる物理的な追加
物を特定の場所へ入れる動作を強調したいときは、put inやinsertが適しています。
put inは、日常会話で使いやすい「中に入れる」という表現です。
Put the key in your bag.なら、鍵をかばんに入れてくださいという意味になります。
材料を鍋に入れる場合にも使えますが、レシピではaddのほうが追加の意味を伝えやすいことがあります。
insertは、差し込む、挿入するという意味を持つ、ややかたい表現です。
カードを機械に入れる、USBメモリーを差し込む、文書に文章を挿入する場面でよく使われます。
Please insert your card.は、カードを挿入してくださいという案内です。
| 表現 | 主なニュアンス | 自然な使用例 |
|---|---|---|
| add | 何かを足して増やす | add sugar to tea |
| include | 全体の範囲に含める | include tax in the price |
| put in | 中へ入れる | put the key in a bag |
| insert | 差し込む、挿入する | insert a card |
| attach | 添付する、取り付ける | attach a file to an email |
パソコンの文書に新しい段落を入れる操作ならinsert a paragraphが合います。
メールにファイルを加える場合は、insertではなくattach a fileを使うのが一般的です。
加える対象と、どのように加えるかをセットで考えると、より正確な英語になります。
joinとattachによる参加と添付
人が加わる場合はjoin、ファイルや部品を付ける場合はattachを使うと意味が明確になります。
joinは、人がグループ、会議、活動などに参加することを表します。
I joined the online meeting.は、私はオンライン会議に参加したという意味です。
チームに人を加えると言いたい場合、本人が参加する視点ならjoin the teamを使います。
会社側が人を雇い入れる視点なら、hireやadd someone to the teamのほうが状況に合うでしょう。
attachは、メールにファイルを添付する、壁に写真を取り付けるといった場面で使います。
I attached the file to this email.は、このメールにファイルを添付しましたという定番表現です。
「ファイルをメールに加える」と日本語で考えてaddを使いたくなるかもしれませんが、添付にはattachが自然です。
メールに資料を付けるならattachを使うため、addやincludeと入れ替えないようにしましょう。
Could you attach the latest report?は、最新の報告書を添付していただけますかという丁寧な依頼になります。
行為の内容が具体的な場合は、広い意味を持つaddよりも、joinやattachのような動詞を選ぶほうが伝達ミスを減らせます。
よくある誤りと自然な言い換え
日本語の「加える」をそのままaddに置き換えず、対象と目的に合わせて動詞を選ぶことが重要です。
よくある誤りは、サービス内容を説明する文でaddを使ってしまうことです。
The price adds breakfast.は文法的に完全な誤りとは限りませんが、料金が朝食を追加するように聞こえ、不自然さが残ります。
料金に朝食が含まれるなら、The price includes breakfast.とするほうが明快です。
また、メールに資料を添える場面でadd a fileと書くと、意味は推測されても自然な定型表現から外れます。
I attached the file.やPlease find the attached file.を使うほうが、仕事のメールではわかりやすいでしょう。
人を会議に加える場合も、状況を見極める必要があります。
Please include Aya in the meeting.は、アヤさんも会議の対象に入れてくださいという意味です。アヤさん自身に参加を頼むなら、Please join the meeting.と伝えます。
英語では、誰が行為をするかによって動詞が変わります。
日本語から一語ずつ訳すより、完成した短いフレーズとして覚えると、実際の会話やメールで使いやすくなります。
「加える」の英語表現と使い分けのまとめ
「加える」を英語で表す基本語はaddですが、全体に含めるならincludeを使うのが大きなポイントです。
addは、数字、材料、情報、機能などを新たに足す動作に向いています。
includeは、料金、計画、名簿、会議などの範囲や内容に何かを含める場面で自然です。
料理の材料を入れるならadd、料金に朝食が含まれると伝えるならincludeを選びましょう。
物を中へ入れるならput in、機器や文書に挿入するならinsertが役立ちます。
人が参加するならjoin、メールにファイルを付けるならattachが適切です。
日本語では同じ「加える」でも、英語では対象と動作の違いによって表現が変わります。
迷ったときは、何を足すのか、どの範囲に含めるのか、どんな方法で加えるのかを考えてみてください。
短い例文を声に出して練習し、自分のメールや会話で一つずつ使ってみましょう。